失業保険は、失業した際に生活を支えるための重要な制度です。しかし、不動産賃貸収入がある場合、失業保険を受給できるかどうか不安になる人もいるでしょう。
今回は、不動産賃貸収入について、ハローワークに実際に確認してみた結果をご紹介します。
失業保険受給中に仕事やアルバイトをしてもいいの?
失業保険受給中に仕事やアルバイトをすることは可能ですが、いくつかの条件を満たす必要があります。
待期期間中の就労は不可
失業保険の受給資格が決定してから7日間の待期期間中は、就労することができません。
週20時間未満の就労
週20時間以上の就労は、就職とみなされ、失業保険の受給が停止されます。
ハローワークへの申告
アルバイトを始めた場合は、速やかにハローワークに申告する必要があります。申告方法は、失業認定申告書にアルバイトの勤務時間や収入などを記入して提出します。
収入制限
アルバイトで得た収入が一定額を超えると、失業保険の受給額が減額される場合があります。
【判明】不動産賃貸収入があっても失業保険はもらえるか?【実体験】
アパート等の不動産賃貸収入がある場合、失業保険はどうなるのでしょうか?
実際に、ハローワークに電話して確認した内容が以下の通りになります。
不動産賃貸収入があるんですが、
失業保険には影響しますか?
担当者
月にどのくらいの収入ですか?
30万円くらいです
担当者
事業としてやっているのですか?
それとも資産運用ですか?
資産運用です。
担当者
それであれば、
失業保険には影響しません。
開業届を出していても、
失業保険には影響しませんか?
担当者
開業届を出しているかどうかは、
失業保険には影響しません。
ハローワークの担当者に確認したところ、不動産賃貸収入があっても、失業保険には影響しないということが分かりました。
今回のポイントは、事業用なのか、資産運用なのかという部分にありそうです。筆者の場合は、賃貸収入が月30万円程度だったのですが、この金額が大きくなると事業用と判断される可能性もあるのかもしれません。
開業届については、以前に太陽光発電の開業届を出したことを聞いた時も、失業保険には影響しないとハローワークの人が言っていたので、そもそも開業届を出したかどうかは失業保険には無関係なのでしょう。
その他の収入について
失業保険受給中によくある収入としてポイ活の収入がありますが、これについてもハローワークから確認してみましたので、以下の記事から参考にしてみてください。
まとめ
今回は、不動産賃貸収入が失業保険に影響するか、実際にハローワークに問い合わせた内容をご紹介しました。
失業保険についてはケースバイケースで判断している場合が多く、今回のケースでは失業保険には影響しませんでしたが、他のケースや時期、担当者によっても判断が分かれる可能性があるので注意が必要です。
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